滋賀労山主催 読図講習会報告

実施日:2024/3/3(日)座学のみ、3/31(日)座学+実技、4/27(土)座学+実技
※座学会場は明日都浜大津施日 
  

 

本年の読図講習会の講師を引き受けることになり、3回シリーズで実施しました。
読図は計画時のリスクマネージメントのためにもスマートフォンの地図アプリを使いこなすためにも必要になります。
第1回目の講習は座学のみ、後の2回は昨年に倣って午前座学・午後実技の形式で、1回では覚えきれないという人のために、重複受講も可としました。

座学は全回共通で、読図をする意味、地形と地図記号の見方、ベースプレートコンパスの仕組みを説明し、実技のある回は、座学を元に地形図とコンパスを使って大津近辺の山域を歩きながら、実際の地形と地形図がどう対応しているかを確認しました。
実技1回目のルートは早尾神社~長等山テラス~長等山~小関越~逢坂山~上栄町、2回目は京阪追分駅から逢坂山へ登り、その後ほぼ前回の逆ルートを辿って長等山の先から大津市役所前に下山しました。

読図のポイントは、地形を先読みすることです。
歩き出してから初めて地形図を取り出すのではなく、予め地形図を読み込んでおき、常に自分が地図上のどこにいるのかをモニターしながら歩くことが大切になります。
その時利用するのがベースプレートコンパスです。

ベースプレートコンパスは使い方がわからない、という声をよく耳にします。
これは、「角度を測る道具としてのベースプレート」と、「基準となる磁北を示す方位磁石」という2つの別の機能が合わさっていることが、原因のひとつではないかと思います。
今回の講習では、そのことも含めて、ベースプレートコンパスで何をやっているのかを理解していただけたのではないでしょうか。

今後電子機器が発達しても、読図の重要性はそう簡単に下がることはないと思います。
また折りに触れて、このような講習を企画できればと思っています。               山の会オフトレイル 信森 徹

〈受講生の感想〉
3月3日と今日31日はお世話になりありがとうございました。特に今日は長等山、逢坂山での現地講習もあり、ベースプレートコンパスの正しい使い方が良く理解できました。これからの山行がより安全に出来るようになると思います。(Fさん)

地図記号も覚えておけばよいものに絞って教えて頂いたので、なんとか覚えれそうです。
プレートコンパスの使い方が難しく、いつもノースマークと方位磁石に振り回されていましたが、紙上の北では、方位磁石は無視!実際の時に、方位磁石のさす方が北!というのが分かりやすかったです。
あと、実地でのプレートコンパスの合わせ方、山座同定のやり方を、座学の後で実際に地形図を見ながら、少人数で学習出来て、楽しく、分かりやすく、今日来て良かったなと思いました。(Iさん)

過去複数回読図講習会を受講しましたが、ベースプレートコンパスの使い方がさっぱり理解できず、私の理解力の無さに落ち込んだまま、ここから止まったまま過ごしてきましたが、今日の講習会では暗雲がスカッと晴れた気分です。
まず地図の上では、一旦方位磁針の存在を忘れること、嘘みたいな目から鱗の説明に納得でした。
そして実技演習。地図の見方を丁寧にご説明いただき、また曖昧な部分を「それでいいですか?」と自らの気付きを促すような具体的なご指示と、本当に有意義な一日を過ごさせていただきました。(Fさん)

 

先日の講習会は座学・実技ともにとてもわかりやすいものでした。
今までに大阪府岳連やモンベル主催の講習会に何度も参加してきましたが、今回が一番わかりやすいと思いました。
説明に過不足がなく頭の中が混乱せずにすみました。
また地図記号の説明も某TV番組のように正にガッテン!でした。
実技では自分の課題がよくわかりました。
まずは対象物と正対できるようにしないと少しのズレが大きな角度のズレになることもよくわかりました。
物入れの中に入れっぱなしだった小さな温度計付磁石もおおざっぱな方向確認に活かしてみようと取り出しました。(Mさん)