神戸登山研修所の人工岩壁で、リードクライミングの練習をしました。初級登山教室のスタッフをするにあたり、リードで登る方法も理解しておくため、今回特別講習していただきました。
まず登る前に基本的なおさらい。支点構築する際のアンカーの見分け方や、クリップの仕方を確認し、スタート。クリップしたカラビナへのロープの通し方や、クリップしたカラビナの向きによっては命の危険に繋がりますが、幾つか誤認識があり、早速冷や汗が出ました。
人工岩壁は、一番左側は難易度が高く、一回目は一番右のルートを選択。ビレイヤーと、支点を作る到着地点にベテランさんがいて、私はリードでクライミング。手や足を置く場所はあるけれど、ロープをなるべくまっすぐにクリップしていくため、既製のクイックドローか、長さ調整出来るアルパインヌンチャクを使用するのか…等、アドバイスを受けながら登るので、非常にゆっくりのペース。
終了地点では、とにもかくにもセルフビレイし、1〜2点ポール等を利用して支点構築。ロープを捌きながらビレイヤーをあげていく…。一連の流れは作業が沢山で辿々しくも、講師してくださったメンバーの方々が忍耐強く、しつこく確認させてもらいました。
3本程登って、昼休憩後は一番左側のルートをマルチピッチ。難易度が高いルートなので、先にベテランお二人が登ってクリップは残留し、次に私がリードで登る…というパターン。途中、手足をひっかけるところのない迫り出した岩等に悪戦苦闘しつつ、半ばのテラスで支点構築。今回はリード練習なので、2ピッチ目も私がリード。最後のおおとりは懸垂下降。昨年からしていなかったため、またモタモタ…。時々、懸垂下降する機会を作らないといざと言う時、出来なくなりそう…。
4月の良い天気の日で、ボルダリング壁以外は利用者がおらず、ほぼ貸切状態。登山にも色々なジャンルがありますが、クライミング等は独学・ソロが難しいジャンルのため、CSSや登山教室等沢山の角度から情報をいただき、実際に講習を受講出来て得難い体験でした。神戸登山研修所はレトロで、多くの蔵書やクラシックな登山用品の展示があり、興味がある方はクライミング講習以外でも、ふらりと訪問してみても沢山得られるものがあると思います。(M代)
場所:神戸登山研修所
日時:4月19日 10時~15時
参加者:K口・N森・M萬代・Y岡(光)